看護師の業務は辛い!?新人の時に経験した「時間外」が大変でした。

看護師の仕事

強い意志を持ち看護師になったんだけど・・・

私は福岡県に住む30代の看護師(女性)です。
これは私が新人看護師の時の話です。

もともと私は福祉に興味があり、何か人のためになるような仕事に就きたいと思って看護師になりました。
「夜勤があるので大丈夫と?」と親戚から聞かれたこともありましたが、強い意志を持ち看護師になりました。

尋問みたいに詰め寄る先輩看護師

新人1年目では、とにかく先輩看護師や師長から叱られることがたくさんありました。
医療行為なので知識の確認はもちろんですが、なぜそれが必要なのかなど質問され、答えても、「だから?」とどんどん答えられなくなるまで質問(これでは尋問みたいでしたが)する看護師もいました。

思い出したくもない「魔の時間」

職場では毎日カンファレンスがあり、順番で受け持ち患者のよりよい看護を行うための計画発表とその計画案についての話し合いがありました。自分の順番の日は、前日から厳しくつっこまれないように遅くまで病院に残って計画案を修正したのを今でも覚えていますしみんなそうしていたぐらい厳しくつっこまれるので嫌でした。

「患者のよりよい看護を行うための計画」は、一般論では書けても、その患者にあった一般論でなく、個別に合った計画を考えなければなりません。そして、それが1番新人にとって難しく、いつもつっこまれるのです。この時間は本当に思い出したくもない”魔の時間”でしたね・・・。

休日でも時間外業務ってしなきゃならないの?

看護業務としては、患者さんと接することは好きだったので、汚い仕事でもきつい仕事でも苦にはなりませんでした。
少し慣れてくると、看護研究班に入り、1年間何かテーマを見つけて1年間それに沿ったテーマについて研究し実践・考察して最後発表します。

毎年誰かがしないといけません。すべて時間外に行います。
ただでさえ、看護の仕事は時間通りに終わることはありませんでした。それから残って、また休みの日に病院に行ってずっと話し合いです。

これは労働基準法違反では?

給料は夜勤してた分悪くはありませんでした。むしろ良かったかもしれませんが、自分の時間が少なかったです。友達も看護師だったので、時間がなかなか合わなかったりしました。

月1回は学習会がありました。これも時間外です。
看護業務自体が毎日残業でした。2時間くらいひどいときは3時間もありました。

しかし、師長から1時間しか残業はつけないでと言われて、残業申告は多くの日1時間でした。新人の時は効率が悪いので理解できます。しかし、本当に毎日忙しかったので納得できませんでした。

給料じゃない!もっと楽な病院で働いたい!

この頃になると「辞めたい」とよく思いました。
師長から叱られるたびに、だけど給料日にやはりやめれないと思い直していました。
でもだんだん、お金ではない、安くてもいいから、もっと楽な病院で働きたいと思うようになりました。

夜勤看護師は患者45人前後を2人や3人でみます。休憩時間や仮眠はとれることも多くはありませんでした。昼の勤務でも、昼食時間・休憩があまりとれなく、ひどい時は食事15分で食べて終わりということもありました。

仕事を辞めたいと思う理由はやっぱり人間関係!

人間関係もまたやめたいと思う理由の1つでもありました。新人では指導係が1年間ずっとついてその新人の教育に当たります。ひどい看護師はずっとずっとできてないことばかりを言い続けて、心優しい新人看護師の生理は止まってしまい、結局やめてしまいました。とてもやさしい新人さんでしたので残念でした。

私はその新人より1つ先輩でしたが、その怖い看護師に意見することができず、その新人さんを助けることができませんでした。今でも悔やんでいます。
看護師は医師と仕事を一緒にする場面もよくありますが、夜勤帯で患者について尋ねにくい医師もいました。どの職場もそうですが人間関係は大きいです。

結婚退職しか逃げ道はない!?

私が働いていたときは、結婚退職が当たり前の時代でした。私も「看護師のための婚活みたいなサイト」で出会い結婚退職をしました。

でも実は、結婚が決まる前から、退職希望を提出していました。
この病院ではこれ以上働けないと思ったのは覚えています。

必要を感じて勉強をすることは嫌いではありませんでしたが、私の働いていた病院は、時間外に勉強をずっとしないといけない場所でした。そのことと、あと夜勤がとてもきつく感じていたので、その2つが本当の私の辞めた理由です。

看護師仲間を見ていると、看護師に憧れてなった人よりも、なんとなく看護師になった人の方が長く働いているようです。

もし、あなたが憧れて看護師になるのであれば、働く病院など一度見学として行ってみるといいかもしれませんね。