看護師の仕事は過酷!?現実はこうだった
私は一人暮らしを始めて夢だった看護師として働きはじめました。しかし、現実が相当過酷で心が病み、後に転職をした体験談を今日はお話しますね。
私はとある小さなクリニックで看護師をしていました。当時の職場は、ふとしたときに求人広告を見て、「あ、ここいいかも」と思って応募しました。直感でした。大学病院のような大きいところもいいですが、それよりも小さな病院で地域の人しっかり向き合える看護師になりたかったのでちょうどよいと思いました。
そしてその想いを面接のときに率直に話し、医院長に「君を二年でゆっくり育てます」と言われて、その場採用を言い渡されました。
いきなりベテラン看護師の代わりなんてできません!
職場は、医療事務3人、検査技師2人、看護師4人、用務員2人、医者2人でクリニックを動かしてました。
しかし、私が即採用されたのにも理由があり、「ベテラン看護師が辞めてしまった」からその穴埋めで即採用されました。つまり突然辞めてしまった彼女の仕事を、きちんと教わっていないのにも関わらず私がそのまま引き継ぐことになりました。
何とか頑張ろうと無我夢中で毎日を過ごし、2ヶ月が経ったころに医療事務の1人から「あなた、介助が下手で患者の流し方が下手よね。私がしましょうか?」と嫌味に言われて、それから私は採血と検査と器材滅菌の担当になりました。
新人看護師に浴びせられる罵倒の数々
私は医療事務が医療行為をすることに対して疑問に思いましたが業務をしてました。そして更に1ヶ月経つと、別の医療事務の方から
「採血だけしかできないの?いつもボーッとしてるよね」と言われました。その後も医療事務の方からのあたりはきつくなって無視されることもありました。
それだけではなくほかの看護師からも、「採血下手だね」と言われたり、挙句の果てには、「玄関掃除と駐車場の草取りしてきて」と言われて、とうとう私は玄関掃除や雑用にまわされました。
私は看護師業務を減らされ仕事を覚えられず、それにより仕事のできない私を周囲は一層と詰ってくるのでまさに、悪循環でした。そんなストレスが次第に心と身体を痛めていきました。
ある日の朝、洗面台の前で鏡に写った自分の姿を見て驚きました。なんと!右顔面が、ひどい蕁麻疹でパンパンに腫れていたのです。
これにはかなりショックでしたね・・・。自分の顔じゃないみたいでしたので。
私は元々、ストレスで蕁麻疹が出る体質でした。出勤して、私は院長にすぐに相談すると「見た目が患者さんに良くないから裏方に回るか、帰った方が良いんじゃない?」と言われて、「こうなった原因は病院にあるのに!」と「退職しよう」と思いはじめました。
「退職した方がいいです。自分を守ってください」とドクターストップ!
そして私はかかりつけの病院へ行ったのですが「かなりひどいです。体が限界だったのでしょうね。他にも病院はあります。退職した方がいいです。自分を守ってください」と言われて、その翌日、退職の意を職場に伝えました。
そして半年間の休養を経て、私は「
高齢者の方々と話すのが好きだった私のことを利用者の方々も頼ってくれ、同僚や先生たちも私のことを1人の看護師としてしっかりと向き合ってもらえているので心に余裕を持てて日々仕事ができています。
その職場じゃなくても看護師の仕事はいっぱいある
何事もそうですが、身体や心に限界を感じるまで続けることは良くないし、それを感じさせない職場を作ることが何より大事だと思いました。「お互いが尊重できる」というそんな理想的な職場で今は仕事に専念できています。そのおかげで自分自身が成長しているな、と感じることができています。
私は過去に自分で辛い経験をしたからこそ、これから私が出会う人たちや特に後輩たちのことを気にかけていき、自ら働きやすい職場環境を作っていくように努めていきたいと思うようになりました。
もし今、私と同じような体験をしている看護師の方がいるのであれば、今すぐにその職場をやめて「
経験がある看護師はどこへ行っても歓迎されます。その職場でなくても仕事はいっぱいあるんですから。
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