看護師の1年目は辛い!?悪女の巣窟で始まった看護師デビュー

看護師の職場

悪女の巣窟で始まった看護師デビュー

私は千葉県の30代女性です。現在は専業主婦をしていますが、看護師として働いた七年間、二回転職を経験しました。理不尽な目にあったことは多々あります。これから私に降りかかった今でも一番理不尽だと思う出来事を書きます!今でも夢に出てはムカムカします。

それは私の看護師デビューの時に起こりました。

「とにかく、ひたすら耐えました。」

私は病院附属の看護学校に通っていたため、そのままエスカレーター式に就職する職場と所属先が決まりました。 その為、病院内は学校卒業生が多い為上下関係が厳しく、名前の呼び方も苗字の呼び捨てが当たり前です。また、「何回生?」というのが挨拶のようになっていました。そして、何よりも、上司は独身か離婚歴がある人で、明らかに私たちのように入職したはずが、一年代に5人いるかどうか‥と、とても少なくなっていました。しかし、そんなことは何も不思議には思っていませんでした。そしてその病院では新人いじめも毎年恒例で、私たち新人も例に漏れず一通りの恒例のいじめを経験しました。

まずは、始めてきた新人へ、「なぜこんなこともできないのか?」という罵声です。そして、特に1日の最後に行われる“申し送り”は格好の餌食で、「意味わかんないんだけど?」と最初から聞く耳も持たない態度。どのようにしたらいいのかも教えてはくれず、しばらくの間は台本を書いて申し送りをしたほどです。

技術についても、教えるという意識はないようで、ため息のあと「もういいからあっちいってくれる?」と言われたこともあります。そう言われたあと、先輩の元へ行き、指導を乞うのですが何が悪いのか、改善点などは具体的に教えてもらえず抽象的な事を繰り返し怒るのみでした。
しかし、そのような状態に対しても先輩たちは「今は楽でいいよねー、私たちの方が辛かった」と自分たちを擁護するような発言の数々。とにかく、ひたすら耐えました。

新人いじめを促すような雰囲気・・・?

“自分たちが辛かったならそこで止めればいいのに‥”そう思ながら一年が過ぎ、二年目となりました。
すると、先輩たちの仲間と認められたようで、新人いじめを促すような雰囲気を感じました。それに嫌気がさした私は、早々に辞める事を意識し、職場の人とはつるまず、後輩に対しては“同僚”として関わりました。

その行動をとると、他院から転職してきた人と意気投合することもありました。やはり、変わった風紀のある病院だったようです。

しかし、出る杭は打たれます。私の行動をよく思わない一人の八歳上の先輩が、私のことだけを無視をするようになったのです。他の先輩は見て見ぬ振りで、徐々に仕事にも支障をきたしました。師長へ改善を頼みましたが、当事者も先輩も知らん顔で、何の解決にもならずそのままの日々が続きました。私はこのころ結婚が決まっており、引越しの予定もあった為、早々に希望退職することにしました。

看護師を続けるのは相当の気持ちの強さが必要!

一応結婚後の退職となりましたが、そこでも問題がありました。普通辞める病院の、そんな先輩たちなど結婚式に呼ぶはずは無いと思います。私は先輩の誰も招待しませんでした。今考えると彼女たちは出会いに飢えていたんだと思います。結婚式に招待しなかったことを影で愚痴っていると周りから聞こえてきました。

結婚式に呼ぶほど先輩として尊敬できるように接していると思っていたのでしょうか‥。

看護師はいまだに女性の多い職場です。そして、独身女性が多いと思います。今まで働いた経験から尊敬できる看護師の先輩もいました。しかし、どの職場でも人間関係でのトラブルはありました。看護する気のある方たちの集まりなのですから、人を貶めて楽しむような事に目を向けた人はいなくなってほしいです。ですが、現実はそのような人が多く、その中で働くには相当の気持ちの強さが必要だと思います。