看護師の退職はタイミングが大事?やっと看護師になったのに数年で退職した人の話

看護師の職場

社会人経験を経てようやく看護師になりました!

私は埼玉県で看護師をしていた40代の女性です。
私は看護学校を卒業してすぐに看護師になったわけではなく、社会人経験を経て、ようやく看護師になりました。
看護師になる前は「手に職をつけ、長く働いていく・・・」という未来を想像していたのにも関わらず、結局数年で退職してしまいました。

今回お話する内容は看護師になったけど辞めてしまった理由や職場の環境がどれだけ辛いものだったかをお話します。
これから看護師になる人、今看護師として働いているけど職場の人間関係や仕事に不満を抱え辛い思いをしている人の役に立てばいいと思います。

怒鳴られないようにビクビクしながら働く毎日

まず働き出したのは大きめの病院で、仕事内容的には問題なかったのですが職場の環境が最悪でしたね・・・。
特に人間関係が最悪で、配属された病棟では、頭ごなしに怒鳴る上司がいました。

私は怒鳴られる事に慣れていなかったので、怒鳴られると、自分を全否定されているように感じ、とても萎縮してしまいました。
さらに、「怒られないように完璧にできるようにしなきゃ!」と思いながらも新人が全てに完璧にできるわけでもなく、そんなできない自分が情けなかったです。

毎日が孤独との戦い

深夜勤のためにと、日勤で重症患者を担当するのだが、重症患者を担当しても受け持ち患者の人数は変わらず、新人看護師には激務でした。
もちろん、先輩看護師からのフォローはほとんどなく、また、頼んでもいけない雰囲気が漂っていましたので辛かったです。

準夜、深夜勤では20人近くを受け持たなくてはいけないので、点滴、血圧測定、採血など、目の回る忙しさだったため体力的にもきつかったですね。
愚痴を言い合えるのは同期だけでしたが、経験の浅い看護師はほとんど一緒の勤務がないため毎日が孤独との戦いでした。
また、情報収集も苦手で日勤・準夜勤では始業の1時間半前には出勤していたのにも関わらず残業代も出ないサービス出勤という始末。
仕事を覚えたいのに、効率の良い情報収集の仕方や工夫を先輩から教えてもらうことはできませんでした。

「もう辞めたい」と毎日思っていた日々

この頃になると、「もう辞めたい。」と何回も思いまあした。仕事は覚えられずその度に怒鳴られるしで、トイレで何回も泣きました。
それでも、患者さんたちと話したりしていると、次第に頑張ろうと思えたんです。

でも、毎日のように自分を全否定されていると感じると、気持ちが折れてしまってなかな修復できませんでしたね。
どうして、新人とベテランが同じ仕事量で、同じ知識を求められるのか。新人だからできない事が多いのはあたりまえではないのか。
と、必死で頑張っているのに、全否定されるのは悔しかったです。

結局、長く働きたかった病院だったのに、私は数年で退職してしまいました。とても辛かったです。

夢にまで見る看護師時代の職場・・・

退職してから3年間くらいは、病棟の夢を見ました。
夜勤の時、検温が終わらなくてどうしよう、どうしようと焦る夢やできなくて怒鳴られる夢など。

そう考えると、退職してスッキリしたはずなのに、心には相当のダメージを受けていたんだと思います。

今思えば、自分がもっとはっきり言えればよかったとも思いますし、新人だからと遠慮せず、思ったことを言えればよかったとも思います。
まあ辞めたからそう思うんでしょうけど、その時は無理でしたしね・・・。

もしかしたら、怒鳴られたとしても、怒鳴りちらす人の器が小さいのだと気づければよかったのかもしれませんね。

また、同期だけではなくて、先輩にも相談できればよかったとも思います・・・そう考えると、色々反省することは多いですがでも、新人の時はそれができなかったので悔しいですね。
激務を言い訳に、勉強をしてこなかったので、知識がないし、自信もなかったかもしれませんが、でも、一度も休むことなく勤務したことは褒めたいと思います。

「もう二度とあんな思いはしたくない!」

それにしても、どうして先輩看護師はかなりの上から目線で威圧的なんでしょうか。それだけで何人もの看護師が辞めていったのでしょうか。
病院や病棟の特色もあるのでしょうけど、今思うのは、「もう二度とあんな思いはしたくない!」ということだけです。

その後、心が落ち着いてきたときに転職をして小さめの病院でパートという形で働きました。
この職場はパートの看護師が多くて、話しやすい看護師が多かったので安心ですね。

口うるさい看護師もいましたが、以前の全否定の怒鳴る看護師に比べたら、なんてことはなかったですし、あの病院で打たれ強くなったのかもしれないと思い、少しだけ感謝をしました。笑

病棟が変われば専門分野が変わる

また気づいたこともあります。それは、「病棟が変われば専門分野が変わるという事」です。

病気やケアに関する知識がなかなか追いつかないので、看護師は常に勉強が必要になります。専門職ですので当たり前といえば当たり前なのですが職場環境が悪ければ勉強する時間もありません。

実際に家事、育児、仕事をしてさらに勉強となると、ちゃんと出来ている人などいるのだろうかと思ってしまうくらいです。
家事、育児さらに看護師として働く人は多いですが、それは本当にすごいと思います。

私の場合は年齢の割には、看護師勤務が数年しかなく、だからこそ本当は働いて学びたいのに・・・。
でも、経験が浅い分、家事、育児と両立させるのは難しいと思うし自信はありません。

本当は、もっと看護師として十数年は働いて十分なキャリアを積んで、色々な資格を取得したりと夢みていたのに、どうしてこんなに経験が浅くて退職しちゃったのか、残念でなりません。

社会人経験後、苦労して看護学校に入学して、ようやく手にした看護師の資格なのにもったいない事をしたのかも・・・。でも、私には無理だったしあのまま続けていたら精神が崩壊していたかもしれないと思えば、あのとき辞めて良かったと今では思います。