介護老人保健施設での驚きの看護師事情とは!?夜勤専属のパート看護師が放った言葉に絶句!

看護師の転職体験

老健の看護師はやめておいた方がいい?

私は奈良県に住む38歳の男性で、現在は大阪の総合病院で勤務しています。
私は5年ほど前、介護業界に興味があり、それまで勤務していた病院を退職し、介護老人保健施設に勤務していた事がありました。
退職前、同僚からは「老健の看護師はおばちゃんばっかりで、やる気のない人が多いから辞めておいた方がいいよ。」と止められましたが、その時は自分の意思を優先したいと考え、聞く耳を持ちませんでした。

「人手不足だから」と頭を下げた施設長の理由

家から近所の比較的歴史のある介護老人保険施設の面接を受けると「今は人員不足だから助かります。」と施設長の方から頭を下げられました。
これほどまでに期待されている職場なら高いモチベーションで仕事が出来ると意気込つつ、勤務初日を迎えました。朝礼に参加すると、同僚の言う通り、やはり看護師は50歳前後のおばちゃんか、訳ありそうな40歳前後の女性が中心でした。

その中でも看護主任は比較的しっかりしていて、私に勤務の流れをしっかりと教えてくれました。
教えてもらいながら勤務をしていると、1人の看護師が利用者様の見守り対応役で椅子に座っていましたが、よく見ると居眠りをしていました。

「えっ!まだ朝なのに。誰も注意しないの?」と思い、辺りを見渡しましたが、どのスタッフも無視をしていたり、笑っているばかり。もし事故が起きたらどうするんだと思いながらも、入職したばかりだったので、私から注意をする勇気はありませんでした。

まだまだある!?怠慢な態度や適当な処置などが続出

またそれ以外にも、利用者様がトイレに行きたいと訴えているのに「さっき行ったばっかりやろ!忙しいから後にして!」やコールが鳴っても「用事も無いのに鳴らさんといて!」と威圧的な態度。同僚から話は聞いていましたが、これほどまでとはと呆れてしまいました。そしてお昼休憩時に、さらに驚きが。

お昼の1時になり、さあ休憩という流れになったのですが、交代ではなく、看護師全員で休憩となりました。
「えっ!誰も現場に残らないの!?何かあった時、どうするの!?」と思い、さすがに看護主任に確認しましたが、笑って誤魔化すばかり。仕方がないので、私も一緒に休憩する事になりました。

そして休憩中、案の定、介護スタッフから「ちょっと足が痛いと利用者様が訴えているから、行ってもらって良いですか?」と休憩室に入って来ました。
すると1人の看護師が「別に意識がないとか気分が悪いとかじゃないんやろ?休憩終わってから行くから待っとくように言っといて。」と完全無視。たまらず私が対応しましたが、対応後、休憩室に戻ると「そんなん構ってたら休憩にならんで。放っといたらいいのに。」と笑いながら話をする始末。その後も、怠慢な態度や適当な処置などが続出。

施設系の看護はもう二度としない

1日で辞めようと考えしたが、思いとどまり、とりあえず一通りの勤務をしてから答えを出そうという事にしました。早出、遅出の勤務をこなし、最後に夜勤に入る事になりました。その日は夜勤初日なので、夜勤専属のパート看護師と一緒に勤務する事になりました。

夜間の業務を一通り終え、仮眠の時間になった時、パート看護師から「看護師は夜の1時から6時までが仮眠だから。何かあったら介護員に呼ぶように言ってるからゆっくり寝てね。まあ大体は何にもないから。」と言われました。

これじゃあ夜勤じゃなく、施設に泊まりにきているだけじゃないかと呆れ、さすがにここの施設じゃ仕事にならないと思い、退職を決意しました。
退職の旨を伝えた時、施設長からは「すみません。こんな事ばかりだから、やる気のある人ばかり辞めて、そうでない人ばかりが残るんです。でも看護師は常に人手不足なので辞めさせる訳にも行かないんです。」と苦しい胸の内を明かされました。

その後は「やっぱり病院勤務一本に絞ろう」と思い、何個かの看護師転職サイト(ジョブデポ看護師だったかな?)で仕事を見つけ大阪の総合病院で勤務しています。この体験を通して施設系の看護はもう二度としないと心に決めました。